キッチンのワンホール混合水栓は下から締め付けるタイプと 上から締め付けるタイプと ありますが 分かりにくい水栓が存在します 上から締め付けるタイプと思い込み よくある固着して取れないパターンだと思い込み 上部から解体していくと 下から締め付けるタイプだと確信できました そんな水栓を紹介します
意外な外し方だったワンホール混合水栓
画像の「ナット」を回していくと外すことができます しかし キッチンの下は狭くて暗くて 体勢もキツイので これが「ナット」である事に気付くまで かなり時間がかかりました
MYMのキッチン用混合水栓 品番はシールが剥がれていて不明☟
シャワーホースと繫ぐ継ぎ手がナットを兼ねているタイプ
- 画像ではホースが外れていますが 1つの穴に4本の管が通ります
- 引き出しホースの無いタイプは2本の管になる
引き出しホースが繫がっている状態☟
ミラブルキッチンは必ずミラブル正規代理店でお買い求め下さい☝
上から締め付けるタイプの外し方
- シンク下の湯・水止水栓を閉める *止まることを確認 止水が無ければ元栓を閉める
- シンク下部の管が細くなる所まで外していく *外し辛い時は金切鋸(鉄ノコ刃)で切断していく保護眼鏡必要
- キャップ・もしくは回転させて 取付けビス穴を探し 六角レンチ・もしくはプラスドライバーで外す 古い場合は固着してまわらない事が多い かなり手こずります ディスクグラインダーや面取りビット等でネジを飛ばすと取れます
- 水栓を引き抜く
- 取付けアダプターを六角レンチ・もしくはドライバーで外す *画像は六角レンチ
←シンク下 湯と水の管を止水してから外す
←シャワーホースが引き出せる水栓はこの部分も外す
画像はキャップをするタイプ☟
六角でカウンターを挟み込んでいる☟
画像はTOTO製品☟
画像は付け根を回転させてビス位置を合わせるタイプ☟
最悪レシプロソーで切断した事もありました!☟
シンク下の配管切断に便利な金切ノコです☟
下から締め付けるタイプの外し方
- シンク下の湯・水止水栓を閉める *止まることを確認 止水が無ければ元栓を閉める
- シンク下部の管が細くなる所まで外していく *外し辛い時は金切鋸(鉄ノコ刃)で切断していく保護眼鏡必要
- 画像のような専用工具を使い ナットを回し取外す *運が良ければモンキーレンチでも回す事が出来る
- 水栓を引き抜く
しめつけ工具(立カラン締め)☟
タカギの混合シャワーホース引き出し水栓・食洗機分岐あり☟
ナットの大きさの種類・14サイズに対応出来る工具がある
DIYでの交換の難しさは ナットの大きさの種類が多いことにも 関係してきます
ナットの大きさの種類はこれだけの種類があります
ナット寸法(ミリ) | TOTO | リクシル | KVK | MYM | SANEI | カクダイ |
---|---|---|---|---|---|---|
単水 23 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
単水 24 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
単水 25 | ○ | |||||
単水 32 | ○ | |||||
28 | ○ | |||||
30 | ○ | ○ | ||||
36 | ○ | |||||
37 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
38 | ○ | ○ | ○ | |||
46 | ○ | ○ | ○ | |||
47 | ○ | |||||
馬蹄用締付 13 | ○ | ○ | ○ | |||
馬蹄用締付 14 | ○ | |||||
馬蹄用締付 18 | ○ |
実は取付けよりも取外しの方が難易度が高い
これらの逆止弁も取外さなければ シンクの穴が通過しません
しかし狭い空間では 力も入らず 固着している場合も多い為 鉄ノコ刃で切断する事がよくある
外す時に残り水が流れてきたり 切断したカスが目に入ったりするので注意が必要
水栓の取り付けは 説明書を見れば 誰でも簡単に取り付けが可能ですが 取外しは1時間以上掛かることもよくあります
メーカーによりワンタッチ継手も種類が様々☟
MYMの品番不明のプラスねじでしたが 外すことが出来なかった為 面取りカッター(ビット)でビスをとばして 取外した様子☟
インパクトの面取りビット☟
最も簡単に(固着のリスクの無い)外せるワンホール水栓は
このタイプの水栓が外しやすいタイプです→
下から外す小さめのナットΦ14です→
←モンキーレンチを2個上手く使うと簡単に外せる
↙TOTO TKG31UF1B 2009年製造中止
↓普段は見ることが出来ないシンク裏側からの様子
↘まれに補強板が腐食して無い場合があるので 無ければ補強板が必要です!
ワンホール水栓補強板はコンパネにΦ36位で穴を開ければ作れますが面倒な方は市販されています☟
自信の無い方は暮らしのマーケットの利用をおすすめします
取り付け穴が大き過ぎて水栓取付が出来ない場合
KVKに大きい穴をΦ36に変える カウンター穴径変換アダプターがあります 5種類の品番がありますので参考に☟
現在の穴直径 | 品番 | 定価(税込) |
---|---|---|
Φ38~42 | Z36-38-42 | 2.662円 |
Φ42~45 | Z36-42-45 | 2.662円 |
Φ45~48 | Z36-45-48 | 3.124円 |
Φ48~55 | Z36-48-55 | 3.465円 |
Φ60~64 | Z36-60-64 | 4.048円 |
ちなみに 単水栓に変更するためのアダプターもあります
SANNEI 水栓穴変換アダプター
現在の穴直径 | 品番 | 定価(税込) | 変換後の直径 |
---|---|---|---|
Φ25~29 | R5362-22-2529 | 3.850円 | Φ22 |
Φ36~38 | R5362-24-3638 | 3.850円 | Φ24 |
Φ36~38 | R5362-33-3638 | 3.850円 | Φ33 |
SANEI R-5362 24-3638 定価3.850円税込 Φ36~38をΦ24に変換☟
水廻専科川村さんの動画がよく分かりますので おすすめします 是非ご視聴下さい☟