銅管で配管している給湯配管は給水配管と違い DIY修繕難易度が高くなりますが 様々な方法がありますので その場に応じた方法を考える必要がある 例えば他にHT配管や架橋ポリエチレン配管 フレキ管で配管等ができます ロウ付けをマスター出来れば他の楽な配管方法に変換する事がスムーズに出来ます
銅管ロウ付け・はんだ付け方法
銅管は直管パイプ(硬い)と なまし銅管(柔い・曲げられる)がある サイズ12.7(主に追焚き管) 15.88(戸建標準サイズ) 22.23(主に戸建の主管)
パイプカッターで切断する→
無ければ金切鋸で円形を壊さないように切断すればO.K
←被覆銅管用ストリッパー ネオスカット因幡電工NSC-4(15.88用) 廃番の可能性ありで被覆を剥がす(無ければ後に解説)
ミヤコのMB800は電動手動どちらも使えます
←継ぎ手が入る部分をサンドペーパー(100程度)でこする
←フラックスをオス側だけ塗る
←継ぎ手を差し込みガストーチで炙りながら 銅管用ソルダーを反対側から差し込む(コンコンと当てていると適温になった時は直ぐに液体に変わり 入り込んでいくのが分かります 一度練習すればO.K)
←銅管に衝撃を与えないうちに濡れタオルを当て冷やします(ジュッと音が聞こえなくなるまで冷やす)その後フラックスが付いた所は綺麗に拭き取る
銅管むき出しの所に 最初に剥いだ被覆をかぶせ ビニルテープで巻き 完了 直ぐに通水出来ます
被覆ストリッパーが無い場合
←被覆を軽く炙る
←少し柔らかくなれば画像のように横に一週刃を入れ その後縦に刃を入れるが正面ではなくサイドに入れる(刃が銅管に当たらないようにする為)
←このように剥がす
注意点
- 円形が維持できていないと継ぎ手が入りません 真鍮製のオスアダプターや水栓エルボ等で形を整えると銅管の継ぎ手が入りやすい
- 真鍮製の継ぎ手もはんだ付け出来ます
- テクタッチ等を使う場合は特に傷やバリに気をつける
- メスアダプターやユニオン継手等は特にはんだが ネジ部分に流れ込まないように 水平以下にして作業しない
- 冷える前に管に衝撃を与えない
- 管に水が溜っていると高温にならない為はんだが溶けません その時は管の中の水分を工夫して出す必要があります
- 断熱材ガラスウール等ある場合ガストーチは使用しない 直ぐに火は回ります その他燃えるものに注意する
- 凍結する地域は保温材をしっかり巻く
準備する道具
- 金切鋸
- パイプカッター
- 雑巾
- 水
- サンドペーパー
- フラックス
- 銅管用ソルダー
- ガストーチ
- ビニルテープ
- 被覆ストリッパー
- カッター
- 銅管(真鍮)継ぎ手
火が使えない場所では?
火を使わずにロウ付け出来る機械
火が使えない場所では 電気ロウ付け機(因幡電工ソルディ)を使うと便利→
銅管を挟んでボタンを押すだけで熱が伝わる
しかし高価なのでおすすめはできませんが フリマショップ等では易く取引されています
現在では新設で銅配管する事も少なくなってきましたので テクタッチ や 火なし継ぎ手 を使って修繕や変換されることがよくありますし 簡単なのでおすすめします☟
床下で活躍するテクタッチ
床下に潜るときには 最小限の道具で修繕しようと考えます
何度も何度も床下を往復したくないため TFテクタッチシリーズは必要不可欠です
「テクマーキング」というマーキングや少しのゆがみを矯正できる部材が便利
真っ直ぐな場所でパイプカッターで切断しないと奥まで差し込めません
マーキングした部分まで差し込む
水を通して漏水が無ければ 保温材を巻いて完了!
失敗したときは「テクルーズ」という金属製外し具があります