段差付和式トイレを洋式トイレに変更するには フラットな和式トイレに比べて高額になります
段差を解体すると壁の部分の後処理が厄介なのです 一般的な方法として下記がよくある壁面の後処理です
- 近似色のタイルで補修する・+2~4万円(内材料費約0.7万円)
- モルタルで補修・+1~1.5万円(内材料費約0.5万円)
- タイルの部分(多くは1.2M程度の高さ)を全てサニタリーパネルで貼る・+4~6万円(内材料費約1.6万円)
上記の工事に更に洋式便器に交換工事は安くても25万円はしますので 合わせるとおよそ30万円は掛かりそうですね
TOTOのスワレットをDIY(コンセントの増設には電気工事士の資格が必要)で取付けする事により 約7万円で洋式トイレ化する事ができます
自ら材料を手配して 「くらしのマーケット」のような業者に相談してみるのも 1つの方法です!
スワレットCS501の取付手順
取付け前に
スワレットCS501の取付け条件
- TOTO・C375AV Φ32の洗浄管にタンク洗浄水量11L
- TOTO・C375AVF Φ32の洗浄管にタンク洗浄水量11L
- TOTO・C750AV Φ32の洗浄管にタンク洗浄水量11L
C750AVとのセットで 隅付ロータンクの水量が8Lの場合は洗浄水量が不足しますので 排水弁とボールタップを下表のものと取り替え ボールタップで11Lになるように調整が必要です(オーバーフロー管のーWLーの表示に水位をあわせます)
ボールタップの接続ナット(タンク給水部のナット)がフィルター付の袋ナットの場合 洗浄水量が8Lの可能性あり!
座る向きが変更になるので 紙巻器の移設と ウォシュレット取付の場合 電源も必要になります
タンク品番 | スパッド | レバー | 排水弁部 | ボールタップ |
---|---|---|---|---|
S570 | T82CR32 税抜定価1.950円 | THY425-1R 税抜定価2.150円 | THY426 税抜定価4.350円 | THYS1A 税抜定価7.200円 |
S670 | T82CR32 税抜定価1.950円 | THY425-1R 税抜定価2.150円 | THY426 税抜定価4.350円 | THYS1A 税抜定価7.200円 |
S570B | T82CR32 税抜定価1.950円 | THY425-1R 税抜定価2.150円 | THY426-1 税抜定価3.400円 | THYS2A 税抜定価7.550円 |
S670B | T82CR32 税抜定価1.950円 | THY425-1R 税抜定価2.150円 | THY426-1 税抜定価3.400円 | THYS2A 税抜定価7.550円 |
その他トイレ内必要寸法は画像の通り!
便器の手前部分の形状が湾曲している場合 取付け不可と表記しています
付属の洗浄管(画像)に交換する(一部既設洗浄管使用)
タイルから リム(便器のふちどり)上面までの高さが10㎜未満の場合は Pシールを別途手配が必要です 6㎜タイプ TZ106A 10㎜タイプ TZ106B
便器CS501の 本体寸法は410㎜×635㎜
コンセントの増設
- アース付の露出コンセントを電動ドリルを使い 穴をあけて外のコンセントから電源を取ります
しかし近くにコンセントや配電盤の有無は各家により異なるので 電気工事士に依頼しましょう
外壁の防水コンセントから送りをとった様子
- コンセントやPF管に雨が入らないように 変成シリコン・シーリング材で充てんする
既設洗浄管の取り外し
- 既設の紙巻器を取り外す
- アングル止水栓で止水する
- タンクの水を1回流す(大)
- 水面の位置をけがく
- アングル止水栓をあける タンクに水が溜るとまた止水する
- 新しい灯油ポンプでペットボトルに入れながら けがいた位置までの水量を測る これで11Lか8Lなのか分かります
- 洗浄管の3ヶ所をモーターレンチで緩めて取り外す
- 外れなければタンク付け根や便器の付け根のスパッドを緩めると外せる
必要なければ3~6の作業はとばします
画像のように既設洗浄管に不要な物と必要な物があります
便器の設置
- 便器を仮に置いて固定ビスの位置をけがく
- 外周もけがく(取付の時に分からなくなる為)
- Φ8で電動振動ドリルでタイルに下穴をあける 2ヶ所
- 樹脂プラグを差し込む 2個
- 付属の化粧キャップ付ビスで便器を固定する
- 画像のように付属の洗浄管を仮に接続する
もし既設の洗浄管が長ければ パイプカッターで切断する
スパッドの取付け方法
- スパッドを画像のように便器に軽めに取付ける(太めの針金を釣り針の形にして使用すると簡単です)
- パイプの長さをけがく
- パイプをパイプカッターで切断(傷つけたくない場合はマスキングテープを巻くと良い)
- パイプを仮に接続する
- ここまで接続できたら 全て本締めする
ウォシュレットTCF8の取付手順
- ゴムブッシュを水にぬらして便器に差し込む
- ベースプレートを取付ける・線が手前に4~5本見えるのが目安
- ウォシュレット本体の取付け
- 分岐金具をアングル止水栓に取付ける(フレキ管を外す)
- フレキ管を画像のように曲げて 分岐金具に接続する(新しいパッキンを使用する)
- リモコンの電池を入れる
- 紙巻器を取付ける
- コンセントプラグを差す
- アングル止水栓をあける(通水)
- 水漏れ確認をする
- ウォシュレットの動作確認をする
ウォシュレットTCF8GM24・オープン価格
座る高さの確認
高さの確認
高さを確認します 標準よりは高めになる傾向があるので 必要ならば 踏台を別途手配しましょう 注意 アイボリーのみ
準備する道具・電気部材は省く
- マイナスドライバー
- プラスドライバー
- インパクト
- 電動・振動ドリル
- カッター
- モーターレンチ
- モンキーレンチ 2個
- 樹脂プラグΦ6 ・Φ8
- パイプカッター
既設の便器の32㎜のスパッドを取替える場合はこちら☟パッキンや金属部が劣化している場合があります