三菱電気温水器・SRT-5568CFU-BL(550L)から 三菱エコキュート・家庭用自然冷媒CO²ヒートポンプ給湯器 SシリーズSタイプ SRT-S465定価975.000円税別(一般地)460Lに交換手順を 画像を沢山使用しながら 解説しています(電気工事士資格必要)*後継品SRTーS466 定価1.083.000円税別
電気使用料金の高騰により エコキュートに変更されていない方は 家計を圧迫していませんか? 我が家も4人家族で 電気代はついに家賃並みになってきました お湯はり機能が故障したのをきっかけに エコキュートに交換しました
交換したことにより 電気使用量の変化も示していますので 参考にして下さい
電気温水器からエコキュートに交換・我が家の電気使用量の変化
三菱電気温水器・SRT-5568CFU-BLを撤去する
電気温水器の取り外し
三菱 自動風呂給湯電気温水器 SRT-5568CFU-BL<550L> 2004年製 19年使用 2年前台所リモコン故障の為 メルカリで中古リモコンを購入し取替えて使用してきましたが とうとう お湯はり機能が故障したため この機会に エコキュートに交換します
手順
- 前面パネルを外します
- 漏電遮断器の電源レバー2ヶ所を「切」にする
我が家の温水器は温水器の裏の壁にありました
- 水道メーターBOXで止水する
- 温水器の給水栓も止水する
- 上の方に設置されている「逃し弁」を手前に起こす
画像は起こした状態
- 下の方に設置されている「排水コック」を全開にする
- 「デジタルマルチテスター」で200Vを確認する
製品の漏電遮断器をOFFにしていても漏電遮断器までにきている配線には200Vが通電しています
- 温水器専用の電源ブレーカー<配線用遮断器>を落とします
事故防止のために必ず行う
- 配線用遮断器をOFFにした後にもう一度「デジタルマルチテスター」で計測し 1V以下であることを確認する
- リモコンの線を外す(2本)
- アース線を外す Φ1.6
- 電源線を外す 14㎜² VV線 赤黒2本
- 画像の黒・赤線の先に配線用遮断器・単相200V 20Aをブレーカーボックスに取付ける
- その先の配線はΦ2.0 VVF線で配線し PF管Φ22で電線を保護します (3.5㎜²)VV線でも可能
- 配管の保温材をめくる
- 全て排水されたのを確認してから 排水管を外す
- 給湯管を外す
- 給水管を外す
- 風呂用の配管を外す
- 全て保温材を剥がし 金属とそれ以外に分けて解体する
- 固定ボルトを外す
ふろ配管の撤去・循環アダプターの取付
ふろ配管の撤去
既設の温水器は「お湯はり」は自動でできますが 追い焚き機能は無いため 1つの配管しかありませんので ツインで配管が必要になり 循環アダプターも取替える必要があるのです
アダプターの撤去
- 古いアダプターの撤去
- 架橋ポリ13Aに樹脂管継手13A用ナット付アダプター・ユニオンG1/2ネジを取付ける(2本分)画像はΦ10を使用
- 循環アダプターにノンアスユニオンパッキン(水色)を挟みナット付アダプター・ユニオンG1/2ネジを接続する
- 浴槽に循環アダプターを挟み取付ける
循環アダプターの取り付け
現場により L型かストレート型かの違いがある
こちらの循環アダプター(L型)はΦ13樹脂管を差し込むだけ☟
エコキュートSRT-S465の設置
SRT-S465の設置
- 貯湯ユニットをアンカーボルトで固定する(550Lから460Lの変更では穴の位置があけ直す必要がありました)
配管制約
配管制約
メーカー推奨の配管の大きさです 我が家のふろ配管は架橋PE管10Aを使用していますが問題ありません
- ヒートポンプ配管 架橋PE管 10A 銅管 10A 1/2ネジ
- 給水配管 架橋PE管 16A 銅管 20A 3/4ネジ
- 給湯配管 架橋PE管 16A 銅管 20A 3/4ネジ
- ふろ配管 架橋PE管 13A 銅管 10A 15A 1/2ネジ
- 排水配管 Φ50 50㎜の排水口空間の確保 密閉配管は不可 3/4ネジ
- ヒートポンプユニット用ドレン配管 ドレンホース Φ16
- 貯湯ユニット用ドレン配管 ドレンホース Φ14
配管距離がある場合は画像のような配管の準備をする 銅管でも可能 給水管はHIVPの塩ビパイプも可能
距離が短い場合はΦ20フレキシブル管G3/4でよい
画像のように 給湯側にもバルブを取り付けた理由は 様々な器具の取替や修繕工事の時に 「湯の止まりが悪い」事例が多いために 取り付ける事にしました
この後 凍結予防に保温を巻きます
リモコンの取り付け
リモコンセット RMCB-D5SE 定価40.000円税別
*後継品 RMCB-H6SE 定価60.000円税別
浴室のリモコン取り付け後は マスキングテープを貼り 防カビのシーリング材を充てんします
- 台所リモコンはY型端子で接続する
埋め込みのコンセントBOXがあれば ビスピッチがちょうど合う
電気工事
各 電気の線を接続します
- 電源ブレーカー(配線用遮断器) 単相200V 20A
- 電源線 2芯式 3.5㎜² VV線 OR Φ2.0 VVF線 PF管 Φ22
- 電源通信線(ヒートポンプユニットと貯湯ユニット間) 3芯式(単線) Φ2.0 VVF線 PE管 Φ16
- リモコン線 2芯式 0.3㎜² PE管 Φ16
- アース線 Φ1.6(2.0㎜²)以上 IV線
リモコン線は2ヶ所まとめてカシメる
電源通信線は 黒 白 赤 をヒートポンプユニットと必ず合わせる
ヒートポンプユニットの据付
- ヒートポンプユニットの配管カバーを外す
- ヒートポンプユニットを据付 隣の家も含めて 寝室付近は避けること
- 簡易基礎(プラロック)に固定する
- ヒートポンプユニットに電源通信線を接続する
- 画像のようにPE管と電線の固定
- アース線を電源通信線の左下のビスに接続する
ヒートポンプ配管工事
ヒートポンプユニットの配管
必ずヒートポンプユニット専用の配管 もしくは銅管で配管します *最近は 被覆なまし銅管(柔らかい銅管)は販売していないので「エコキュート用配管パック」を購入するのが一般的です
95度以上に耐える必要があるために 専用の配管が必要なのです 画像は20Mのセットですが設置距離に合った配管部材を購入しましょう
メーカー推奨は GT-KPSET5 (5M以下) 定価25.000円 おすすめはUPC10ー10ECOー3M TBCタブチエコパックです
- 必ずヒートポンプユニットのAと貯湯ユニットのAをΦ10Aで接続します
- Bの貯湯ユニット側に付属のメタルパッキン(黒)を使用する
- 金属部も保湿剤を巻き付け カバーを戻す
- ヒートポンプユニットの底部に付属のドレンソケットとΦ16のドレンホースを取付ける
*我が家の排水はΦ50で配管が設置されていないので 近くのマンホールまでドレンホースを露出で這わし 蓋に穴をあけて差し込んでいるだけです【貯湯ユニット側の排水も塩ビ(Φ20)で配管してマンホールに穴をあけ差し込んでいる】
けこみカバー(別売)を取り付け 完成
けこみカバー GT-L460A 定価13.500円税別
*後継品 GT-M460W 定価13.500円税別
試運転をする
- 水栓等 閉じていることを確認する
- 貯湯ユニットの操作窓を開け 逃し弁のレバーを手前に起こす
- メーターBOXの止水栓を開ける
- 貯湯ユニットの給水栓も開け 排水栓が閉じているか確認する
- 満水になったら 逃し弁のレバーを元に戻す
- 湯水混合栓のお湯側の水が出るのを確認する
- 配管等の水漏れを確認する
- 貯湯ユニットの給水栓を一度閉じ 上の給水ストレーナ部のゴミつまりを点検する
- 満水確認後 電源ブレーカーを上げる
- 貯湯ユニットの漏電遮断機の電源レバーを「入」にする
- 通電後 漏電遮断機の動作確認 テストボタンを押し「入」が「切」になれば正常です 再び「入」に戻す
- リモコン画面の確認 50℃が表示されていること また給湯温度スイッチを押し 音声ガイダンスが流れるか確認
機器のエア抜き わき上げの確認
- 通電後 約1分経過すると自動でヒートポンプ配管のエア抜き運転が始まる 10分間で自動停止
- エア抜きが終わると自動でわき上げを開始
- エア抜き運転終了後 タンク上部のエアを抜くため 逃がし弁のレバーを1分間手前に起こす
- ヒートポンプユニットが正常にわき上げしていることを確認する 台所リモコンに「わき上げ中」が表示され 30~1時間後に 残湯量表示が点滅する 貯湯ユニット側のB配管が熱くなる
- 台所リモコンで 日時設定 電力契約モード わき上げモードの 設定をする
- 給湯温度の設定
- リモコンの設定を記憶させるため 漏電遮断器の電源レバーを「切」にして「入」に戻す
古い電気温水器の金属部を買い取りしてもらう
画像のように 金属類(被覆配線含む)とその他(断熱材・プラスチック・塩ビパイプ)に分けます
約90㎏ほどあり、金属買い取り業者に持ち込むと13.000円になりました(持ち込む時期により変動
する)
その他の土のう袋に入っている物と塩ビパイプはお金を払って 廃棄することになります 他の廃棄物と一緒に廃棄したので金額は不明 (少量で廃棄すると割高になるため)
ちなみに解体(分別)せずに持ち込むと 買い取り金額は 4~5.000円位だと予想します
詳しい製品情報は下記の三菱エコキュートの公式HPでカタログ確認して下さい☟