電気温水器からエコキュートへ交換して電気代を安くする!

設備

三菱電気温水器・SRT-5568CFU-BL(550L)から 三菱エコキュート・家庭用自然冷媒CO²ヒートポンプ給湯器 SシリーズSタイプ SRT-S465定価975.000円税別(一般地)460Lに交換手順を 画像を沢山使用しながら 解説しています(電気工事士資格必要)*後継品SRTーS466 定価1.083.000円税別

電気使用料金の高騰により エコキュートに変更されていない方は 家計を圧迫していませんか? 我が家も4人家族で 電気代はついに家賃並みになってきました お湯はり機能が故障したのをきっかけに エコキュートに交換しました

交換したことにより 電気使用量の変化も示していますので 参考にして下さい

電気温水器からエコキュートに交換・我が家の電気使用量の変化

電気使用量  時間別比較     交換日が2023年2月24日

24日が交換日になる為 23日の夕方に電気温水器の電源を切っています  

  • 23日のナイトタイムは電気温水器の電気使用量
  • 24日のナイトタイムは電気温水器もエコキュートも使用していない 電気使用量
  • 25日のナイトタイムはエコキュートの電気使用量になります
時間
ナイトタイム
2月23日
(kWh)
2月24日
(kWh)
2月25日
(kWh)
23時1.103.002.50
0時5.601.103.20
1時7.201.103.10
2時7.201.003.10
3時7.200.903.10
4時7.201.001.50
5時2.401.001.10
6時1.101.301.20
電気使用量  月別比較  交換日が2023年2月24日

2023年3月分から使用量の変化が少しづつ現われる  2023年4月・5月は効果がが明らかに違う  特にナイトタイムを見るとそれがよく分かります

使用量
(kWh)
デイタイムリビングタイムナイトタイム請求金額
202232086182531137343670
20233159120545593140012
使用量
(kWh)
デイタイムリビングタイムナイトタイム請求金額
202241846171404127138572
2023490611637541523660
使用量
(kWh)
デイタイムリビングタイムナイトタイム請求金額
202151630126369113527615
202251568109341111832755
2023582411932637919607

三菱電気温水器・SRT-5568CFU-BLを撤去する

電気温水器の取り外し

三菱 自動風呂給湯電気温水器 SRT-5568CFU-BL<550L> 2004年製 19年使用 2年前台所リモコン故障の為 メルカリで中古リモコンを購入し取替えて使用してきましたが とうとう お湯はり機能が故障したため この機会に エコキュートに交換します

手順

  • 前面パネルを外します
  • 漏電遮断器の電源レバー2ヶ所を「切」にする

我が家の温水器は温水器の裏の壁にありました

  • 水道メーターBOXで止水する
  • 温水器の給水栓も止水する
  • 上の方に設置されている「逃し弁」を手前に起こす

画像は起こした状態

  • 下の方に設置されている「排水コック」を全開にする
  • 「デジタルマルチテスター」で200Vを確認する

製品の漏電遮断器をOFFにしていても漏電遮断器までにきている配線には200Vが通電しています

  • 温水器専用の電源ブレーカー<配線用遮断器>を落とします

事故防止のために必ず行う

  • 配線用遮断器をOFFにした後にもう一度「デジタルマルチテスター」で計測し 1V以下であることを確認する
  • リモコンの線を外す(2本)
  • アース線を外す Φ1.6
  • 電源線を外す 14㎜² VV線 赤黒2本
  • 画像の黒・赤線の先に配線用遮断器・単相200V 20Aをブレーカーボックスに取付ける
  • その先の配線はΦ2.0 VVF線で配線し PF管Φ22で電線を保護します (3.5㎜²)VV線でも可能
  • 配管の保温材をめくる
  • 全て排水されたのを確認してから 排水管を外す
  • 給湯管を外す
  • 給水管を外す
  • 風呂用の配管を外す
  • 全て保温材を剥がし 金属とそれ以外に分けて解体する
  • 固定ボルトを外す

ふろ配管の撤去・循環アダプターの取付

ふろ配管の撤去

既設の温水器は「お湯はり」は自動でできますが 追い焚き機能は無いため 1つの配管しかありませんので ツインで配管が必要になり 循環アダプターも取替える必要があるのです

アダプターの撤去

  • 古いアダプターの撤去
  • 架橋ポリ13Aに樹脂管継手13A用ナット付アダプター・ユニオンG1/2ネジを取付ける(2本分)画像はΦ10を使用
  • 循環アダプターにノンアスユニオンパッキン(水色)を挟みナット付アダプター・ユニオンG1/2ネジを接続する
  • 浴槽に循環アダプターを挟み取付ける

循環アダプターの取り付け

現場により L型かストレート型かの違いがある

こちらの循環アダプター(L型)はΦ13樹脂管を差し込むだけ☟

エコキュートSRT-S465の設置

SRT-S465の設置

  • 貯湯ユニットをアンカーボルトで固定する(550Lから460Lの変更では穴の位置があけ直す必要がありました)

配管制約

配管制約

メーカー推奨の配管の大きさです 我が家のふろ配管は架橋PE管10Aを使用していますが問題ありません

  • ヒートポンプ配管 架橋PE管 10A 銅管 10A 1/2ネジ
  • 給水配管  架橋PE管 16A 銅管 20A 3/4ネジ
  • 給湯配管  架橋PE管 16A 銅管 20A 3/4ネジ
  • ふろ配管  架橋PE管 13A  銅管 10A 15A 1/2ネジ
  • 排水配管  Φ50 50㎜の排水口空間の確保 密閉配管は不可 3/4ネジ
  • ヒートポンプユニット用ドレン配管  ドレンホース Φ16
  • 貯湯ユニット用ドレン配管  ドレンホース Φ14

配管距離がある場合は画像のような配管の準備をする  銅管でも可能  給水管はHIVPの塩ビパイプも可能

距離が短い場合はΦ20フレキシブル管G3/4でよい

画像のように 給湯側にもバルブを取り付けた理由は 様々な器具の取替や修繕工事の時に 「湯の止まりが悪い」事例が多いために 取り付ける事にしました

この後 凍結予防に保温を巻きます

リモコンの取り付け

リモコンセット  RMCB-D5SE 定価40.000円税別

*後継品 RMCB-H6SE 定価60.000円税別

浴室のリモコン取り付け後は マスキングテープを貼り 防カビのシーリング材を充てんします

  • 台所リモコンはY型端子で接続する

埋め込みのコンセントBOXがあれば ビスピッチがちょうど合う

電気工事

各 電気の線を接続します

  • 電源ブレーカー(配線用遮断器)  単相200V 20A 
  • 電源線  2芯式 3.5㎜² VV線 OR Φ2.0 VVF線  PF管 Φ22
  • 電源通信線(ヒートポンプユニットと貯湯ユニット間) 3芯式(単線) Φ2.0 VVF線 PE管 Φ16
  • リモコン線  2芯式 0.3㎜² PE管 Φ16
  • アース線  Φ1.6(2.0㎜²)以上  IV線

リモコン線は2ヶ所まとめてカシメる

電源通信線は 黒 白 赤 をヒートポンプユニットと必ず合わせる

ヒートポンプユニットの据付

  • ヒートポンプユニットの配管カバーを外す
  • ヒートポンプユニットを据付 隣の家も含めて 寝室付近は避けること
  • 簡易基礎(プラロック)に固定する
  • ヒートポンプユニットに電源通信線を接続する
  • 画像のようにPE管と電線の固定
  • アース線を電源通信線の左下のビスに接続する

ヒートポンプ配管工事

ヒートポンプユニットの配管

必ずヒートポンプユニット専用の配管 もしくは銅管で配管します *最近は 被覆なまし銅管(柔らかい銅管)は販売していないので「エコキュート用配管パック」を購入するのが一般的です

95度以上に耐える必要があるために 専用の配管が必要なのです   画像は20Mのセットですが設置距離に合った配管部材を購入しましょう

メーカー推奨は GT-KPSET5 (5M以下) 定価25.000円  おすすめはUPC10ー10ECOー3M TBCタブチエコパックです

  • 必ずヒートポンプユニットのAと貯湯ユニットのAΦ10Aで接続します
  • Bの貯湯ユニット側に付属のメタルパッキン(黒)を使用する
  • 金属部も保湿剤を巻き付け カバーを戻す
  • ヒートポンプユニットの底部に付属のドレンソケットとΦ16のドレンホースを取付ける

*我が家の排水はΦ50で配管が設置されていないので 近くのマンホールまでドレンホースを露出で這わし 蓋に穴をあけて差し込んでいるだけです【貯湯ユニット側の排水も塩ビ(Φ20)で配管してマンホールに穴をあけ差し込んでいる】

けこみカバー(別売)を取り付け 完成

けこみカバー GT-L460A 定価13.500円税別

*後継品 GT-M460W 定価13.500円税別

試運転をする

  • 水栓等 閉じていることを確認する
  • 貯湯ユニットの操作窓を開け 逃し弁のレバーを手前に起こす
  • メーターBOXの止水栓を開ける
  • 貯湯ユニットの給水栓も開け 排水栓が閉じているか確認する
  • 満水になったら 逃し弁のレバーを元に戻す
  • 湯水混合栓のお湯側の水が出るのを確認する
  • 配管等の水漏れを確認する
  • 貯湯ユニットの給水栓を一度閉じ 上の給水ストレーナ部のゴミつまりを点検する
  • 満水確認後 電源ブレーカーを上げる
  • 貯湯ユニットの漏電遮断機の電源レバーを「入」にする
  • 通電後 漏電遮断機の動作確認 テストボタンを押し「入」が「切」になれば正常です 再び「入」に戻す
  • リモコン画面の確認 50℃が表示されていること  また給湯温度スイッチを押し 音声ガイダンスが流れるか確認

機器のエア抜き わき上げの確認

  • 通電後 約1分経過すると自動でヒートポンプ配管のエア抜き運転が始まる 10分間で自動停止
  • エア抜きが終わると自動でわき上げを開始
  • エア抜き運転終了後 タンク上部のエアを抜くため 逃がし弁のレバーを1分間手前に起こす
  • ヒートポンプユニットが正常にわき上げしていることを確認する  台所リモコンに「わき上げ中」が表示され 30~1時間後に 残湯量表示が点滅する  貯湯ユニット側のB配管が熱くなる
  • 台所リモコンで 日時設定 電力契約モード わき上げモードの 設定をする
  • 給湯温度の設定
  • リモコンの設定を記憶させるため 漏電遮断器の電源レバーを「切」にして「入」に戻す

古い電気温水器の金属部を買い取りしてもらう

画像のように 金属類(被覆配線含む)とその他(断熱材・プラスチック・塩ビパイプ)に分けます

約90㎏ほどあり、金属買い取り業者に持ち込むと13.000円になりました(持ち込む時期により変動

する)

その他の土のう袋に入っている物と塩ビパイプはお金を払って 廃棄することになります  他の廃棄物と一緒に廃棄したので金額は不明 (少量で廃棄すると割高になるため)

ちなみに解体(分別)せずに持ち込むと 買い取り金額は 4~5.000円位だと予想します

詳しい製品情報は下記の三菱エコキュートの公式HPでカタログ確認して下さい☟

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