元止め式小型電気温水器には専用の水栓を取付ける必要があります 元止め式水栓には浄水器用のがあったりする為選ぶ際には注意が必要です
元止め式小型電気温水器は戸建の2Fの洗面化粧台や事務所の流し台やミニキッチン等によく見かけます
今回 元止め式混合水栓MYM・MW838を取替えるにあたり TOTOの2ハンドル混合水栓TLS21-1Eを購入し取替えました(定価55.000円税込)
先止め式小型電気温水器であれば普通の混合水栓を選べるので問題ありませんが 元止め式小型電気温水器の一番のデメリットです
元止め用小型電気温水器には必ず元止め式用混合水栓を!
元止め式混合水栓の特徴
- 元止め式混合水栓とはシャワーホースが無いにもかかわらず管が3本出ているのが特徴
- 簡単に説明すると小型電気温水器に水圧が加わらない仕組みである(電気温水器より元で止水するから元止め)
- 種類は圧倒的に少ない
元止め式混合水栓の仕組み→
元止め用小型電気温水器には必ず元止め式混合水栓を取付けます
←TOTO TLS21-1E 定価55.000円税込の図面
元止め用小型電気温水器
元止め用小型電気温水器の特徴は
- 減圧弁・逃し弁が無い
- 水圧が加わらない(元止め式混合水栓を取付けるため)
先止め用小型電気温水器の特徴は
- 逃し弁・減圧弁がある
- 常に水圧が加わっている(温水器より先で止水される為)
元止め用小型電気温水器のメリット
- 水圧がある(お湯の出が良い)
- 先止め用小型電気温水器より安価
- 排水接続が無いので取付けが簡単
- 先止め用小型電気温水器より故障しにくい
元止め用小型電気温水器デメリット
- 水栓の種類が圧倒的に少ない
- 元止め式混合水栓の価格が高い
- 元止め用小型電気温水器の種類も少ない
- 接続部材や管の太さも特殊である
- 締付工具も他ではあまり使用しない大きさである
元止め式混合水栓の取替え手順
取替え手順
MYM・元止め式温水器専用水栓・MW838A13(E)・本来スパウト(竿の部分)は付いています→
締付工具はナット幅28㎜ 混合水栓ですが単水栓用の穴に取付けられています→
←TOTO TLS21-1E 定価55.000円税込を購入
今度付けるタイプは2ハンドルで湯水の調整が必要になった
Hが湯
Cが水
3本出ている中で一番長い管が電気温水器に入る管(接続金具は付属していない為 既設の物を使うことになる)
←ナショナル DH-120S(D)Z元止め用小型電気温水器(かなり古い)
取替え手順
- 止水栓で水を止水する
- 電源スイッチを切る
- 排水する
- 止水栓の先を取外す
- 温水器の出→の部分を外す
- 温水器の入り←の部分を外す(部材は再利用)
- モンキーレンチ等(28㎜)でシンクから既設水栓を取外す
- 止水栓にCのマーク逆止弁と印の無い管を接続する(管はそれぞれ 長ければパイプカッターで切断しても良い)
- 新しい商品を専用取り付け工具TZ37等でシンクに取付ける(開口穴が大きい場合は付属のパッキンΦ35㎜用をかます)
- 温水器の入り←の部分と青の印の管を既設の部材を使い接続する
- 温水器の出→の部分にHのマークの部材と赤の印の管を接続する
- 排水栓を閉める
- 止水栓を開ける
- 水が溜ればスイッチを入れる
- 水漏れ確認
←緑の線が横切っているのは温水器のアース線です
←逆止弁は付属の物に換える
←テーパリング・パッキンガイド・パッキンの位置関係を間違えないように
←取付け完了
←今回使用しなかったΦ35穴用の部材
元止め式混合水栓と元止め用小型電気温水器の紹介
元止め式小型電気温水器も一緒に交換される方のおすすめセット TOTO 元止め式小型電気温水器 REM12A 定価52.600円税抜き 耐震用脚RHE706 定価5.500円税抜き 専用湯水混合栓TLS21-1E 定価50.000円税抜き セット品番REM12ASC21 定価108.100円税抜き☟
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