和室を床下から造り直しフローリングにDIY

和室

本間の4.5畳はどのくらい広いのか?畳下からやり直してフローリングにした場合の材料費等を算出しましたのでDIYの参考にして下さい  その他施工方法やツールの紹介 賃貸住宅の場合のワンポイントアドバイス等 20年以上リフォーム業の経験があり一人で基礎から屋根まで造れる多能工職人が解説しています

まとめ    DIY難易度

  • 本間4.5畳は286.5㎝×286.5㎝あり  標準的な江戸間は264㎝×264㎝あります
  • つまり本間4.5畳は標準的な江戸間に換算すると約5.5畳となり コンパネやフローリングの材料は6畳分の材料費と同じになります
低   高
DIY難易度★★★★☆
DIYおすすめ★★★
DIY危険度★★
DIYご近所配慮★★★
一人DIY難易度★★
パワー★★★
持久力★★

本間4.5畳の和室を床下からやり直しフローリングにリノベーションした材料費

前提条件

  • 広さ3M×3M以内
  • コンパネの上にフローリングの二重張り
  • 敷居とフラットに施工
  • 束石再利用
材料費    約7.2万円
畳処分費産廃業者約8.000円
大引・板材処分産廃業者約5.000円
桧90㎜×90㎜×3M2本ホームセンター約6.000円
米松105㎜×45㎜×3M2ホームセンター約5.000円
針葉樹合板12㎜6枚ホームセンター約8.000円
ビス・125㎜・90㎜・35㎜・フロアー釘38㎜ホームセンター約2.000円
鋼製束4本ホームセンター約2.000円
大建フロアー材3ケースホームセンター約26.500円
木工用ボンドホームセンター約500円
米松根太45㎜×45㎜×3M11本ホームセンター約9.000円
約72.000円

床下に使用する木材はツーバイフォーや柔らかい軽い木は避けること!

レーザーがあると簡単に水平レベルが出せるので これからDIYを続ける方にはおすすめします☟

施工手順

畳と床下を解体処分

  1. 畳を処分する  産廃で処分すると高いので各自治体で処分できる場合もある(自治体によっては処分の方法が違うので確認が必要)
  2. 畳下の板を解体する
  3. 根太や大引も解体処分(再利用しても良い)
  4. 敷居等の下に補強を入れて人が乗っても下がらないようにする  レーザーーやバール等を使って入れると便利 *建具が取り外し出来るかも確認しておく
  5. レーザーや水平を出し  一番低い敷居や雑巾摺りの場所を探してそこを仕上がりの基準にします

手鈎(テカギ)という畳を持ち上げる道具☟

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3の作業後の画像☟

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4と5の作業  うっすら見える赤い線はレーザー墨出し器のレーザー☟

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大引・根太掛け・鋼製束・根太・コンパネを造作

  1. 今回は敷居から(フロア12㎜・コンパネ12㎜根太45㎜プラス1㎜の)合計70㎜下がりに大引の天がくるように根太掛けを合わせ土台にビスで留める 対面も同じ
  2. 大引2本を仮置きして 根太を束石の上あたりでビスで留めて引き上げる *根太は芯で303㎜ごとに打ちます(コンパネ900×1800㎜を使う場合は300㎜にする) 下穴開けて90㎜のビスで留める
  3. 鋼製束を入れ高さを調整する
  4. 残りの根太を入れる   *断熱材入れる場合はこのタイミングで入れる (フクビの フクホーム2型 2坪単位 ホームセンター約5.000円×2)
  5. 針葉樹合板を敷きビスで留める (フローリングではなく クッションフロアーCFを貼る場合は凹凸の無いコンパネが良い

4角のビットを使い125㎜のビスで下穴を開けて根太掛けを留める☟

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2の作業☟両端が根太掛け・中2本が大引・上が根太

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3の作業☟

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4と5の作業☟

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5の作業☟

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クッションフロアー(CF)で仕上げる場合☟

CF仕上げの場合はコンパネの継ぎ目や端は必ず 根太に直交して角材を入れ  コンパネの面取りをして パテで仕上げます

床のパテは ヤヨイ化学のアースタックがおすすめです☟

6畳の場合 束は6個☟ 8畳は9個となる

鋼製束を使うと時間短縮になります☟

フローリングを貼る作業

  1. まず一列目を仮に組み合わせて二列目を一列目の継ぎ目に合わせます その時に隙間が出来ずにぴったり合えば 一列目を木工用ボンドとフロアー釘で固定していきます*この仮置きした時に隙間が出来ると 最後まで隙間が出来るので注意!
  2. はめ込むときは必ず当て木をして金槌などで叩きます
  3. 一列目は上から釘を打ちますが どうしても釘を見せたくない方は くぎの頭を飛ばし 画像では敷居に打ち込んでからフロアーの方を叩き固定する  *もしくはノリが渇くまで重量物を乗せて置きます
  4. フロアー釘を金槌で打ち 最後は釘締めで奥まで打ち込む
  5. カンナで調整するときは 裏側を斜めに削ってから表を必要な分だけ削ると合わせ易いい
  6. 一列目のあまりを2列目の始めに持ってきて  それを繰り返すと 目地が一定間隔でうまく綺麗にズレていきます
  7. 基本はコンパネ下の根太に釘を打ち 継ぎ目も根太の上で継ぎます*ロスをほとんど出したくない場合は根太の位置は無視してもO.K
  8. 最終の一列は全部一緒に打ち込むので 入ると確信してからノリを塗り 当て木をしながら 打ち込みます  *ほぼ一発勝負なので慎重に!
  9. 最後も上から釘を打ち  完成!!  *釘を見せたくない場合はノリが渇くまで重量物を載せる

1と2の作業☟

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3の作業☟

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3の作業☟

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敷居を1㎜高くしたベストな状態☟

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勿論電動の釘打ちを使っても良い☟

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4の作業☟

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5の作業☟

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6の作業☟

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画像のように壁が近づくと金槌が打ちにくい為 便利な形のバールがあります☟

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印より1㎜残してノコギリを内側に倒して切断すると カンナで調整が楽に出来る☟

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8の作業☟

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9完成☟

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床張りには欠かせないバール  おすすめツール☟

賃貸住宅の場合は?

賃貸住宅の場合は10年・20年先を考えて フロア材の上から更にクッションフロアーを貼れるようにチリを3㎜程度残しておく事をおすすめします

クッションフロアは 貼り慣れていない方は 木目やタイル調の目地のあるタイプがおすすめです

継ぎ目に シームシーラーを使うと 剥がれにくくなりますが 少し光る(目に付く)ので注意が必要です

壁もリフォームする場合は雑巾摺り(和室の床と壁の境目の角材)も取り 最後に巾木を入れると綺麗に収まります

クッションフロアの貼り方について 株式会社フォレストさんの 解説動画を紹介しますので 参考にして下さい☟

クッションフロアの貼り方 CFの貼り方【かべがみやさん】

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