かなり少なくなってきましたが築古戸建住宅 文化住宅 長屋などでは まだ和式トイレを見かけます そんな築古物件を 購入した 又は 大家さんの了解を得て自分で修繕したい と考える人にまず最初に参考にしてもらえればと思います この記事は20年以上リフォーム業の経験してきた 多能工職人 が解説します
DIY難易度は高い!
- DIYの難易度は高いのであまりおすすめは出来ませんが ここでは弊社見積りも提示しますので 色々参考にして下さい
- 最近はユーチューブでの配信もあり DIYも可能な領域になってきたとは思います
- とはいえ 価格だけで言えば 置くだけ簡単 洋式トイレ なるものもあります(段差のない和式トイレ)
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段差式の和式トイレを洋式にできるスワレット・便座(ウォシュレット)は別売りなので注意して下さい☟取り付け可能便器はC375AV・C375AVF・C750AVです
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DIYデメリット
- 2カ所トイレがあれば良いが 無ければ1日で終わらせないといけない (後に案あり)
- 商品選びに失敗してその日取付できない事も (後に解説)
- 既設の便器等の廃棄処分先を探す手間 (後に解説)
低 高 | ||
---|---|---|
DIY難易度 | ★★★★★ | |
DIYおすすめ | ★☆☆☆☆ | |
DIY危険度 | ★★★★ | 削岩機で足を突かないように |
DIYご近所配慮 | ★★★★ | 削岩機の音 |
一人DIY難易度 | ★★★ | |
パワー | ★★★★ | |
持久力 | ★★★ |
DIY材料費は?
前提条件
- 面積0.9m×1.8m以内の1F和式トイレ(ここでは段差式ではない和式水洗トイレを想定)
- 床現在タイル張り
- 床下は土が入っている想定 その土を出して床にしてCFを貼る
- コンセント増設工事は省きます
電動ハンマーのレンタルもあるらしい!
廃棄処分のガラは タイルとタイル付きのコンクリ・コンクリ・石・土に分別して土のう袋に詰めよう!
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工事前の確認すべきこと
便器には排水管の位置に種類があるので確認が必要
タンク後方壁から排水芯までの距離に種類があります これから新設する場合は200㎜に変更しましょう
- 壁から120mm
- 壁から200mm
- 壁から250mm~550mmくらい(メーカーにより範囲が異なる)
- そもそも壁に排水されている便器(床から排水管の芯の高さを測ります)
- 和式トイレの排水管を延長すると3のタイプになりますが 2 のタイプのトイレにすることを強くおススメします 3のままでは構造上つまりやすいのです (床下を掘るついでですから一手間を惜しまずに)
- 3のタイプの便器をTOTOは リモデル リクシルは リトイレ と表記
- 4のタイプの便器をTOTOは 壁排水 リクシルは 床上排水 と表記 (高さも種類あり)
排水パイプを壁から芯200に変更する
- 土は床下40㎝程全部出します 理由は土台が腐食するので 土間ではなく床にします
- 下いっぱいで切断 SUΦ75・SUΦ100・VUΦ75・VUΦ100のいずれかだと思います
- SUは古いパイプなのでVUに変える必要がある為 SVソケット を使います その後はVUのパイプとVUの継手を使い最終壁から200mmの場所に排水の中心が来るように配管します
- 最近のトイレは床から5~6cm立ち上げる事が多いので長いめに出します
- 古い土間排水は不要なのでキャップします(臭いが上がる為)
便器にはレギュラー(標準)とエロンゲート(大)がある
- 今ではエロンゲートが標準で安価な便器がレギュラーである(小さい便器)と覚えた方が理解しやすいかもしれません
- 便器の穴の大きさが3~5㎝縦に違います
- ウォシュレットは今では兼用です (調整して合わします)しかしウォームレットや普通便座は共通ではありません
- インターネットでの販売は便座は別売りなので 写真に惑わされないように注意してください
- 便器とタンクもセットが多いですが 別売りもあるので説明をしっかり読んで 写真だけで判断しないようにしましょう!
おすすめポイント
- トイレの床は便器の露が床に落ちるので 木質フローリングや無垢材等は避けた方が良いです クッションフロアーにしましょう 中でもおススメが店舗用のクッションフロアーになります 耐久性が全然違います!
- 賃貸物件には セレストR の便器がおススメです カタログには無い商品でお買い得!
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下の画像のように バケツの底をくり抜くと土のう袋に土を詰めるのが一人で楽に作業できます☟
注意しなければならない重要ポイント
- 便器を外した時や外した後に配管に土等が絶対に入らないように 気を配りましょう 後で詰まります 仮のキャップをする等の対策が必要!
- 削岩機の作業中など 水道管にあたり 破裂する事を想定して 直ぐにメーターBOXで止水出来るように準備しておきましょう
便器の処分方法
- タンクの内部金具を外して プラと金属は分別します
- 陶器は金槌でバラバラに砕き 体積を減らす事(割ると破片が鋭いので注意)
- 分別して 土のう袋に入れると持ち運び便利です(二重にしましょう)
- ウォシュレットはそのままで良いと思われます
- 自治体は受け入れてもらえない所が多いと思われる
- 知り合いの職人さんや産廃業者にお願いするのが ベスト です
- 取りに来てもらうより 持ち込んだ方が 安くなりやすい
- 暮らしのマーケットの利用もおすすめです
目標工期
1日 既設便器取り外し・タイルはつり・土取り出し・床造作
2日 CF 幅木貼り・器具取付